社会

東国原という人物の賞味期限

東国原宮崎県知事が入閣するかもしれないという記事が今朝の毎日新聞の一面に出ていた。この記事を読んでふと昔のテレビドラマを思い出した。原題は「トワイライト・ゾーン」、日本では確か「ミステリー・ゾーン」と言っていたと記憶している。SF仕立ての…

現実主義者とつきあう道

このところずっとポッドキャストでオバマ大統領のスピーチを聴いている。彼の演説は大統領選のあいだも聴いてきたが、大統領職に就いた後彼の発言がどのように変化するのかに興味があった。それにもう一つ。日本の(ばかりではなく欧米の)ニュースで伝えら…

パンドラの箱は開かれた

昨日改正臓器移植法が衆議院を通過したというニュースが出ていた。私は「臓器交換社会」という本の日本における最初の読者の一人だったし、この本を出版社に熱心に売り込んだのも実は私だった。この本はアメリカの臓器移植と人工臓器の現状をきわめて批判的…

「新型インフルエンザ」を総括する

神戸市長のひとまず安心宣言でようやくインフルエンザ騒動も終熄に向かいそうだ。ネット上では相変わらず「新型インフルエンザ=陰謀」論が出ているが、なかには責任を負った政府の要人にそうした世迷い事を言う方がいるから困る。最近では「エイズの原因はH…

腹の立つこと

最近腹の立つことがある。一つはどこからわいてきたのかわからない、意味のわからない大量のコメントだ。多くはバイアグラのようななまえをつけたものでほっておくと200以上になる。日記を書くことの何十倍もの時間をこの不愉快なコメントの山を消すことに費…

へそ曲がりの虫がむずむずと

先週の土日はしらけた気分でテレビの報道をみていた。ニュースでは東北に配備されたミサイルが空を向いている画像が流れていた。「臨戦態勢」などとう物騒な見出しもあったようだが、私にはどうにも現実感がない。まるでゴジラ映画を見ているような錯覚に陥…

物忘れ、言いたくはないが

最近ずいぶんひどい物忘れをするようになった。仕事柄いろいろ会議だとか人と会うだとか言う用事がある。患者さんのご家族に会うのも大事な仕事の一部。たまに間違えて二組の予定を同じ時間に入れてしまったりしたこともあるが、これは「申し訳ない」ではす…

お前が言うな猪瀬直樹

また別の日の昼過ぎ何となくテレビを見ていたら、独立法人が職員に昼食代を給与とは別に支給していたという話をやっていた。おいおいまたかよと飽きれてみていたのだが、そこに出てきたのがあの、あの猪瀬直樹(!)だ。小泉の似非「改革」を持ち上げた罪深…

おかしいだろう

先日何気なくテレビを見ていたら「蒸気機関車が復活」というニュースをやっていた。何でも数年前に老朽化して運転を中止したSLをうん億円だかかけて修理したのだという。こいつはおかしいと私は思った。蒸気機関車が普通に走っていた時代を私は知っている…

共感の軸

以前から読んでおきたいと思っていた中西準子さんの「環境リスク学」(日本評論社)を読んだ。名前は一昔前、私がまだ「週刊金曜日」とそこに群がっていた自称「環境問題評論家」のほらに対抗して議論をやっていた頃、あるサイトを通じて知ったが、もちろん…

涙なしには読めない

昨日ペシャワール会から会報の号外が届いた。アフガニスタンでボランティアとして活動中に凶弾に倒れた伊藤和也さんの追悼号だ。再び前途ある日本の若者が狂信的排外主義の犠牲になったことに私は戦慄を覚えるのだが、会報の文章から伝わってくるのは怒りで…

怪しいサイト

最近新しいウイルス対策ソフトを買った。ついでにパソコンの動作が不安定になってきたのであまり役に立たないソフトも削除した。このころから妙なことが立て続けに起こるようになった。 ネットサーフィンをやっていると、突然「あなたのコンピューターはウイ…

危うし、オバマ?

久しぶりに海外ネタを。アメリカの大統領選の話題だ。ある調査によれば日本人はアメリカ人よりも大統領選挙に関心が深いという。これが大槻教授の言うところの日本=自治州論の裏付けになっているかどうかは不明だが。閑話休題。 共和党のマケイン氏が副大統…

ドライフラワーにはなりたくない

一月半ぶりの日記だ。日頃の生活のリズムが日記を書く時間を作らせないようになっている。朝はかなり早い。今朝も家を出たのが六時二十分すこし前。家に帰ると毎晩晩酌で宴会状態。そのまま寝るというパターン。昼休みに書くというのも気が引けるところでつ…

陰謀論の陰謀?

昨日ワシントンポストのポッドキャストに、オバマ候補の元友人で黒人教会の牧師であるライト師の発言が、かなり詳しく載せられていた。中身はばりばりの陰謀論だった。エイズはアメリカ政府が黒人を絶滅させるために開発したとか、9.11はアメリカ政府の自作…

昨日の続き

昨日日記に書いたことが今朝の毎日新聞に載っていた。毎日はオバマ候補の当選に懐疑的のようだが、私は残った三人の候補のうちでは一番望ましいと思っているのだが。 ガソリンの値段がまたあがるのだそうで、明日にでも満タンにしておかなければ。 ポッドキ…

違和感

ここ何日間かのニュースを見聞きするうちにいくつか納得いかないなと思うことがあった。一つはオリンピックのたいまつリレーに関する騒動。そもそもあのたいまつには何の宗教的な意味づけもされていないというのに、「聖」火と言い習わしているのはどういう…

忙しい(?)

先月はとうとう一度もブログを更新しなかった。理由は「忙しい」と言うことにつきるが、ようはその中身だ。 仕事はたしかに忙しい。一応私は週4日半働くことになっている。踵のことを忘れたように文字通り一日中走り回って、しかもその枠内で仕事が終わらな…

いくつかのでたらめ

今週もっとも目を引いたのは鳩山なにがしの「冤罪」発言だった。警察の違法捜査と精神的な拷問ででっち上げられた事件を「冤罪とはいえない」と口を滑らせたのは、彼の頭の悪さだろうが、本来これが司法の独立を犯す憲法違反だということが見のがされている…

変わるもの、変わらないもの

先週の日曜日、3日の日、博多に連れあいと母を連れて出かけた。お目当ては博多人形の専門店。上の娘が生まれた子供に博多人形のおひな様がほしいというので、現物を見に行った。ネットで見つけたというものはちょうど売り切れていたし、思ったほど大きくなか…

孫たちの未来

先週はとっても楽しい一週間だった。木曜に北九州に住む下の娘のところに行き、そのまま娘と孫を連れて自宅に帰ってきた。娘が歯の治療をしているのでその間孫を見ていてほしいと言うことが理由の一つ、もう一つは週末にはも一人の娘のところに出かけるので…

<人のあらはよく見える>と言うことではすまされまい

町村というのは確か官房長官だったはずで、その発言は世間の注目(と当然ながら激しい批判)を浴びるものだが、それにしてもずいぶんお粗末だと言うしかない。 町村信孝官房長官は19日夜、千葉県市原市内のホテルで講演し、通常国会の焦点であるガソリンにか…

今年最後の言いたい放題

忙しい、忙しいといいながら今年も最後の日になった。本当は年賀状がまだなのだがそれでも言い残しのないようにひと言ふた言。 まず薬害肝炎訴訟について。何とか全面解決に向けての道筋がつきそうだということを喜びたい。ここ数年原告の皆さんの話を主に大…

「暴力批判論」(太田昌国著)を読む

きのう当直で眠れないままに「暴力批判論」を読んだ。著者は私のおおよそ一回り上だが、問題意識のかなりの部分を共有できていると思っている。今回も多くのことを教わったし共感できた。彼の視野にあるのは連合赤軍や9.11などに象徴される「民衆の対抗暴力…

きくち ゆみ様に会いに行く

福岡県保険医協会という私も参加している団体がある。その協会が来月に定期総会を開き、記念講演にきくち ゆみさんを招くのだそうだ。 きくち ゆみさんといえば二年ほど前に彼女がDAYS JAPANに書いた水道水で走る夢の車というヨタ記事に私がかみついたことが…

昨日の続き

さて今日は勤務先の病院から日記を書いている。一人非常勤のドクターが転勤になって、週一回の夜勤に穴が開き「代わりが見つかるまで」と言うことで何十年ぶりかの当直だ。そう忙しい病院でもないから当分は大丈夫だろうが、とっくの昔に五十の坂を越えた身…

自転車馬鹿、自転車をとったらただの馬鹿

9月29日から一泊で山口に職員旅行に行った。朝の九時から酒盛り状態で、夕方ホテルになだれ込んで大宴会というかなり昔の職場旅行のパターン。翌朝は完璧なマグロというか昼ぐらいまでものも考えられないひさびさの二日酔いだった。 さてしばらく足の痛みが…

パナマ症候群

パナマ症候群という病気がある。突然全身の筋肉が麻痺を起こし腎臓の機能が低下する。人工呼吸器、血液透析を必要とするが、それでも死亡率は50%に達するという。この病気は言葉通り南米のパナマで猛威をふるい、千名以上の人が死亡し、いきのこった多く…

慶應義塾、大丈夫か?

あの安部(もとい安倍)ちゃんが入院したのだそうな。確かに目にはクマを作っていたし不健康の固まりだったようだが。しかし病名を聞いてびっくりした機能性胃腸障害!! 慶応の担当医は「肉体的疲労や精神的ストレスが一因。日常生活や執務に支障はないが、…

拍子抜けした

以前私の年金記録が半分ほど消えていることを書いたことがあったと思う。今朝は思い立って休みをもらい社会保険事務所に出かけた。 最初から年金問題で世間が沸き立っている参議院選挙前にはいかないつもりだった。しかし選挙が終わっても相変わらず職員によ…