2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

現実主義者とつきあう道

このところずっとポッドキャストでオバマ大統領のスピーチを聴いている。彼の演説は大統領選のあいだも聴いてきたが、大統領職に就いた後彼の発言がどのように変化するのかに興味があった。それにもう一つ。日本の(ばかりではなく欧米の)ニュースで伝えら…

パンドラの箱は開かれた

昨日改正臓器移植法が衆議院を通過したというニュースが出ていた。私は「臓器交換社会」という本の日本における最初の読者の一人だったし、この本を出版社に熱心に売り込んだのも実は私だった。この本はアメリカの臓器移植と人工臓器の現状をきわめて批判的…

外れものになるとも、はぐれものにならない

昨日金子光晴の絶望の精神史を読んだ。戦時中反戦反軍を貫き、戦後は浅薄な民主主義擁護者にならなかった詩人の自叙伝だ。大政翼賛会の文学版である日本文学報国会に転向した左翼文学者が雪崩を打って参加していった(壺井栄、中野重治など)のを尻目に、一…

夏の終わりはジャズ三昧

先週の土曜日は午前中ノートの前から離れられなかった。朝の10時から東京JAZZの予約が開始になって小一時間は、何度クリックしても全くアクセスできなかった。ようやくつながったと思ったら、いい席はもう売れ切れで、土曜の通し券も完売していた。それでも…