100キロウォークはとんでもない

昨日用があって北九州市小倉北区に出かけた。用事の一つがデパートに注文していたウォーキングシューズを取りに行くこと。受け取って時計をみると11時30分。そこから小雨の中、てくてくと歩き始めた。目的地は職場のある行橋市。おおよそ25キロを歩いてやろうということだ。
話は今年の正月二日にさかのぼる。この日、高校時代の同級生が集まって「還暦突入記念同級会」を開いた。普段同級会には恩師が来ることはないんだが、この日は二人の先生が来てくださった。一人の先生が挨拶で4年がかりで行橋別府100キロウォークを成し遂げたという話をされた。感激屋で体力にはいささか自信がある私は、是非自分もやってみたいと思った。思い立つと黙っていられない私は、そのことをあちこちでしゃべって回った。さすがに地元だ。参加したことがあるという人から、自分もやってみるつもりだという人までいろいろいた。
練習代わりにまず20キロ歩いてやろうと思って今回の挑戦だ。昔40キロ歩いたことはある。もっともそれは中学の時学校行事として参加したもので、いまできるかどうかは全然わからない。それでも、ま、何とかなるだろうと結構軽い気持ちだった。
最初5キロまでは余裕だった。10キロを過ぎるあたりから、膝の裏側が痛くなってきた。自転車で長距離もずいぶん走ったが、一度も痛くならなかった場所だ。次にちょっとした坂道がしんどくなってきた。そうこうしていると足の裏にまめができかかるような痛みをかんじた。いよいよ足が前に出なくなったのが17キロぐらいからで、休んでいる時間がどんどん長くなって、20キロ地点で喫茶店に入って休憩した後全く動けなくなってしまった。「行橋まで後5キロ」の道路標識を横目でにらんでギブアップした。
体力には少し自信があったが、歩きなれていないと全くだめだということがよくわかった。これで100キロは遙かに遠い目標だということを骨身にしみて実感した。
今朝は右足の痛みと膝の伸びない感じが残っているが何とか仕事はできる。あと9ヶ月がんばろう。