もうすこしじたばたしよう

ダンベル体操をかなり長くやっているが、大きな壁を意識する状態だ。体脂肪率16%と、体組成比(BMI)25の壁だ。
筋力は目に見えてついている。今までできなかった回数ダンベルを使えるようになっているし、重いダンベルに変更もしている。なにより今までなら「もうだめだ、限界だ」と思うような筋肉痛を感じてもそこからがんばれるようになっている。
にもかかわらず、体組成計に乗ってみると、思うほど筋肉がついていないようだし、脂肪も落ちてくれない。時々「もういい、体操もダイエットもやめてしまおう」とやけになることもあるが、健康のため始めたことだからもう少しじたばたしてみようと思う。年齢もあるだろうし、どうやら私は人並み外れて代謝が低いようだ。ここでやけを起こせば、デブに逆戻りしそう。
今まで「発言することに疲労を感じてきた」ともいってきたが、極少数派として、右にも左にもおもねらず、言いたいことを抑制しないようにしようと思う。人と違うのは当たり前だし、意見の違う人となんとかやっていかなくてどうすると思う。
そろそろ長い冬眠からさめていい頃だ。

私の好きな藤田まこと

いまCS放送で藤田まこと主演の「夫婦旅日記 さらば浪人」という番組の再放送をやっている。藤田まことは彼が「てなもんや三度笠」で一躍スターになる前、テレビのちょい役でいた頃からよく見てきたが、いちばん好きなのがこのシリーズだ。
浪人と言うから主人公は侍だが、決して町人百姓にぞんざいな口を利かない。呼び捨てにしない。それは敵方に回る人物に対してもそうだ。同じ山本周五郎原作の「ぶらり信兵衛 −道場破り」も好きな作品だが、ここでの主人公は町人を呼び捨てにする。
また剣の達人だが人を斬ることもない。無類の好人物が災いして、仕官の道を常に棒に振るが、落ち込むことがない。権威を振りかざして人をばったばったと斬りまくる、「水戸○門」や「暴れん坊○軍」といった番組の対極にある。
こんな生き方ができればいいなと思うが、主人公ほど人間ができていない私は、まいにち頭から湯気を出してストレスをためている。

盗人にやられた

数年前までO県のN市に住んでいたとき集合住宅を購入した。当時珍しかったバリアフリー構造で町の真ん中で生活にも便利だったので、一目惚れで買ったのだが、気になっていたことがあった。それは管理組合がいつまでも開かれなかったことだった。集合住宅を募集した不動産会社に掛け合ったが「まだ部屋が埋まっていないから」と先延ばしされた。「決算だけでも公開するよう」とも促したが「うまくいっていますから」とはぐらかされた。同じような心配をした入居者も多かったようで書類の開示を請求して独自に管理組合を設立した。その結果入居者が修繕積立金目的で振り込んでいた金を、不動産会社が使い込んでしまっていたと言うことが明らかになった。資料を見ると使い込みは私が入居する前から始まっていた。管理組合を開いたらことが露見するため、設立しなかったのではなく呼びかけられなかったのが本当のところだ。すでに会社の社長は死んでしまって会社も破産手続きに入っているという話で、使い込まれた金の戻ってくる当てはない。不動産会社との話し合いの席で、社長だけではなく従業員も使い込みを知っていたことを幹部が認めていた。
どうにも腹に据えかねるのが、会社ぐるみで盗人をやっていながら、犯罪に荷担するか見て見ぬふりをした盗人従業員の責任が問われていないことだ。逃げ得は嫌いだ。どうするかはまだ決めていないが、会社名だけは書いておこう。まさか名誉毀損で訴えられはしないだろう。九州土地建物という。

体調不良

先日ある方から「ほとんど更新していないじゃないか」とおしかりを受けた。時々「こんなもの書いても誰も読んでくれていないのではないか」と不安になるときもあるので、こんな叱責もありがたい励ましになる。気合いを入れて書くはずの話題が何とも情けないもの。じつは今朝から関西に行く予定があった。メモリアル・キルト・ジャパンという団体の総会に行くつもりだった。約20年前エイズ問題に関わるようになったきっかけが、この団体が呼びかけたアメリカツアーだった。開業医時代には参加できなかったが、日曜に休みが取れるようになったので、同窓会気分で懐かしい人の顔を見に行こうと思っていた。ところが朝5時前から腹具合がおかしい。尾籠な話で恐縮だが下痢と腹痛で目が覚めて、しばらくトイレに籠城する羽目になった。これではとても新幹線に長時間乗っていくのは無理だと思う。別に新型インフルエンザに恐れをなしたわけではないので、遠くからお許しを願っておく。

腹の立つこと

最近腹の立つことがある。一つはどこからわいてきたのかわからない、意味のわからない大量のコメントだ。多くはバイアグラのようななまえをつけたものでほっておくと200以上になる。日記を書くことの何十倍もの時間をこの不愉快なコメントの山を消すことに費やしている。特定のサイトにひとを誘導するでもなく、かといって私が書いた日記に反応しているでもなく、ただただ不快で気味が悪い。
もう一つが新型インフルエンザに対する過剰反応だ。中国ではメキシコからの旅行者というだけで感染の兆候もない人々を不当に拘束しているという。もっとひどいのがエジプト政府だ。何を勘違いしたかは知らないが、国内のブタを殺してしまうという暴挙に出たそうだ。エジプト国内には一人の感染者もブタの感染も報告されていない。メキシコのブタが空を飛んでエジプトのブタを感染させるのでもなければ、国内のブタを処分することが予防にも何もつながらないことは子供でもわかる。エジプトは豚肉を不浄だと考えるイスラム教徒が多い。もしこのことが、この愚行の背景にあるとすれば、許されることではない。
人間は未知の脅威にさらされると、容易に偏見や迷信に突き動かされやすい。自戒を込めて書いておこう。

連休に鍛える

ちょうど一月ぶりの更新でやはりこの日記は「月報」に変更すべきなのかもしれない。連休の前半は二人の娘が連れ合いと孫を連れて里帰りしてくれたので、賑やかに過ごした。赤ん坊の大嵐が過ぎて後半は落ち着いた生活になってきた。5月1日には仕事が終わって久しぶりに福岡へ。知人と夜中過ぎまで愉快に過ごした。翌日戻ってから始めたのが、たまりたまった雑誌と本の整理。医学書と医学雑誌といえれば恰好いいがじつはそうではない。
リーマンショックで資産が目減りした(それでもほぼ「とんとん」程度に収まっていた)ことをきっかけに、真剣に資産運用を勉強しはじめた。今まで私は目先の利益に一喜一憂するデイトレードを「ばくち」と毛嫌いし、安定した成績を出している会社の株を長期保有するのが運用の王道と考えてきた。しかし私は資本主義社会では景気は循環するものであり、株価も景気に連動して上下するという当たり前のことを見過ごしてきたようだ。景気に大きく左右される会社の株を「長期保有」しても、下手をすれば銀行の金利ほどのリターンも得られない可能性がある。ただ子供は独立してしまっていて、当分仕事を辞める状況にもないときに、あくせく株価を追いかけるようなことはしなくてもいいようにも思うが。
体の方も鍛えなくては。体重はこのところ大きな壁にぶつかっている。体脂肪率が16%、BMIが25というところで何度チャレンジしてもそのたびにはじき返されている。アトキンスダイエットダンベル体操の組み合わせでやってきたが、やはり生来の意地汚さからか、どうしても食べ過ぎてしまう。そのため連休からフッキンを加えている。仰向けに寝て太ももと膝をそれぞれ90度曲げた姿勢で腹筋を25回、15秒のインターバルをおいて4回繰り返すというのを試している。成果が出るのはまだだいぶ先だろうか。
連休中はこうして頭と体を鍛えるのに使おうと思う。

へそ曲がりの虫がむずむずと

 先週の土日はしらけた気分でテレビの報道をみていた。ニュースでは東北に配備されたミサイルが空を向いている画像が流れていた。「臨戦態勢」などとう物騒な見出しもあったようだが、私にはどうにも現実感がない。まるでゴジラ映画を見ているような錯覚に陥った。
 北の独裁者がミサイルだか人工衛星だかを打ち上げるとしても、技術的に日本のどこかの目標をピンポイントで狙う技術はとてもなさそうだし、空から落下物が落ちてくるのを心配するのもばかばかしいとしかいいようがない。防衛省の幹部が「打ち落とせ」と怒鳴ったそうだが、日本にもミサイルを打ち落とすような技術もないことさえ今度のことで露見した。早い話が無理矢理「緊張状態」を演出したがっている連中の空騒ぎだったと思える。「落下物」を心配するなら、いままで何度も危険な落下物を落としてきた米軍基地にこそミサイルを向けるべきではないだろうか。オバマが気を悪くする?まそれはどうだかなー。
 しらけ気分は例の誤報で頂点に達した。翌日「飛翔体」が飛んだからこそ防衛省も突っ込まれるチャンスを失ったが、いったい誰がどういう間違いをすれば、くるはずのない米軍の情報が全国に流れたのだろうか。お粗末の限りだ。
 外国からの援助なしには満足に国民を食べされることのできない独裁者が、宇宙にものを飛ばして交渉を有利に進めようという魂胆の矮小さは言うまでもない。これを

宇宙の平和利用の条約上の権利
と援護する某進歩的文化人の頭の構造も私には理解不能だ。
 ここからは私の空想というか妄想のようなものだが、一連の騒ぎはひょっとしたら「トムとジェリー」の世界ではないだろうか。日米韓と北朝鮮は一見いがみ合っているように見えるが、今回の騒動でどちらかに大きなダメージは起きてない。アメリカにすれば沖縄の基地を縮小する方向には日本の世論は動かない効果が見込めるし、日韓の評判の悪い政権にとっても外に国民の目が向いてくれた方がいい。北朝鮮国威発揚と不満分子の封じ込めに効果があれば、政権の延命にもつながる。それこそ「仲良くけんかしな」だが、右往左往させられる国民はいい面の皮だ。
 謎の飛翔体では一人のけが人も出なかったが、沖縄では米軍関係者によると思われるひき逃げ事件が起きて3人がけがをしている。私などはへそ曲がりの虫がむずむずしてくるのだが。