本は読むな、聴け(?)

またまた長ーーい中断だった。最近活字に倦んでいるのではないかと思う。書くことも読むことも苦手になってきて、今では仕事で書類を書き雑誌を読むのがやっとという状態になっている。年かなと思わないでもないが、体力は充実していて体脂肪率は成人になってから最低レベルにある。年のせいにはしたくはない。ひょっとしたら知力だけ落ちているのかもしれないが、こんなことを考えても仕方がない。
反省点としては限られた時間をポッドキャストに使いすぎていることがある。平均で1日2時間ポッドキャストでいろいろな番組を聴いていて、テレビ番組も1〜2時間はみていたら、確かに時間があるはずがない。そう思ってだいぶ定期に聴く番組を減らした。ところが。余った時間を今度は小説を聴く方に向けてしまったのだから処置なしだ。前回から2冊の小説「The Associate」と「Down and Out in Paris and London」を、読み終えたではなく、聴き終えた。前者はジョン・グリシャムの弁護士もの、後者はジョージ・オーウェル本人のスラム暮らしを描いた日本でいえば私小説にでも入りそうなもの。どうやらこれが私にはあっているようだ。二つとも朗読を聴いているだけで8時間ぐらいはかかるのだが、活字にしたらきっと読み終わるのにその倍はかかるだろう。しかも朝夕の通勤の時間を使っているので時間の有効活用にもなる。昔から古典を読んでいないことにコンプレックスを感じていたので、今まで敬して遠ざけてきたものをいろいろ聴いてやろうと思っている。しかし「神曲」や「戦争と平和」あたりになると朗読時間が1日以上になるそうだ。ぼちぼちやっていきましょうかね。