こりないわたし

一昨日は当直でしっかり夜中に仕事をさせられ、あけて昨日は朝から外来。外来にこられた患者さんは多くなかったのだが、あいだをぬうように病棟で患者さんの傷の縫合をしたり、指示を出したりと忙しく仕事をした。10年ぶりぐらいに傷をぬったのだが、手術用の糸が見えないので結べない。普段の生活では老眼を自覚することは少ないのだが、こんな処置の場合はてきめんだ。若い看護師さんたちには「50近くなったらわかる」と言っておいたのだが、「昔は小さなネズミの血管に管をつっこんだり糸で血管を結んだりもしていたというのに」と言う愚痴が思わず出てしまった。
夕方からは北九州の夜の町に。職場の若い人たちに混ぜてもらったが、若い3人の父親がそろって話は子育てに。自分の場合子育ては親に丸投げしていたのでよく覚えてもいないし実感がわかなかった。生きのいい刺身を肴に、生ビールから始まって焼酎のオンザロック、水割りと夜中近くまで飲んで回った。
今朝は6時半に仕事場に行ったが立派な二日酔い状態。何とか朝食は食べられたのだが、昼食はギブアップ。普段は木曜日はパートのドクターが外来をしてもらえる日なのだが、その先生が学会で欠勤。代わりにわたしが外来担当。今日来られた患者さんがこのブログを読んでいないことを祈りたいところだが、赤い顔をしてアルコール依存症の患者さんに病気の説明をしたのはまずかったなと思う。翌日が仕事だとわかっているのになぜああ飲み過ぎてしまうのだろうか。こりないというよりは学習能力が酒になると抜け落ちているのかもしれない。