近況

一昨日勤務先の夏祭りがあった。例年こじぢんまりとやっていたそうなのだが、今年からご近所にも声をかけて少し大掛りにやろうと提案して実現した。もっとも今回は直前に台風がやってきてグラウンドが水浸しになり使用できなかったので、急遽ずっと狭い場所に変更することになった。それでも患者さんたちのうれしそうな顔が見れたし、すぐ近くの大型スーパーでも催しをやっていたりした中だったからあまり贅沢は言えない。ぼちぼちであったがご近所からもきていただいてとりあえずは成功とおもいたい。
昨日は二月ぶりに車の運転をした。ここ一週間は踵の具合が良くってもう杖は使っていない。もっともまだ長い距離はむりなので電動車いすのお世話になっているが、そろそろ車で通勤できそうな状態。まずは試運転代わりに20分ぐらいの電気屋に行った。二月ぶりの靴が踵を締め付ける感覚があまりいい感じではないが、何とか往復できた。夕方には隣に住む叔母を誘って片道30分ぐらいの日本料理屋まで運転して行ってきた。帰りはさすがに疲れたので靴は脱いで助手席でゆっくりした。
昨日例のベストセラー作家の本を読了。平日は帰りが遅くなるし酒を飲むものだから読む暇がない。実質三、四日で全部で14時間ぐらいか。感想は一言で言って「うまい」。世の中には子供の本だからと読みもしないで馬鹿にする人もいるが、どうしてどうして。
全編を通して私たちは一人の子供が多くの出会いや別れを通して大人への道を開いていくのを見ることができる。なかなかここまで達成できた本は珍しいとおもう。
この最終巻は発売までいろいろな雑音に取り巻かれていた。主人公を殺さないでという運動や作者に逆らって続編を出そうという試みまであったが、作者はそれをあっさりと解決して見せた。中身は話さないのが礼儀。